妊娠中のスキンシップ

妊娠中に触れられたい女性へ

触れられたいという気持ちは、セックスをしたいという意味とは限りません。その間には段階がいくつもあります。ここでは、その段階を具体的に並べます。

触れ合いには段階がある

「触れられたい」と口にすると、相手には性行為の誘いとして伝わってしまうことがあります。実際には、その手前にいくつも段階があります。負担の少ない順に並べると、こうなります。

  • 同じ部屋にいる、隣に座る、横で眠る
  • 手をつなぐ、腕を組む
  • 背中や肩に手を置いたまま話す
  • 髪をなでる、頭に触れる
  • 背中や腰を、力を入れずにさする
  • 足やふくらはぎを、短い時間だけさする
  • 抱きしめる(お腹を圧迫しない向きで)

この一覧をそのまま相手に見せて「今日はこのあたりまで」と指さすやり方もあります。言葉にしにくいときほど、選択肢が並んでいるほうが伝えやすくなります。

上から順に試す必要もありません。抱きしめてほしいけれど背中は触られたくない、という組み合わせもあります。順番より、その日の希望が優先です。

その日によって答えが変わってよい

昨日は心地よかった触れ方が、今日は不快に感じることがあります。妊娠中はにおいや温度への感じ方も変わりますし、胸の張りがあれば胸に近い場所は避けたくなります。日によって答えが変わるのは、気まぐれではなく体の変化です。

毎回聞き直すのが面倒なら、「今日は背中だけ」「今日は手をつなぐだけ」と、始める前に一言決めておくと確認が一度で済みます。相手にとっても、そのほうが迷わずに済みます。

相手が触れるのを怖がっている場合

触れてもらえない理由が、拒絶ではなく怖さであることがあります。お腹の子に何かあったら、力加減が分からない、どこなら触れていいのか分からない。夫の側がそう思って止まっているケースです。

この場合、「触れてほしい」とだけ言っても動きません。怖さの中身が解けていないからです。触れてよい場所を具体的に指定する、力加減を「これくらい」と実演する、時間を「30秒だけ」と区切る。範囲が狭いほど、相手は動きやすくなります。

健診で問題ないと言われているなら、それを共有するのも有効です。あなたが聞いた話を、相手は聞いていません。

自分から触れるという方向

触れられることばかり考えていると行き詰まることがあります。自分から相手に触れる、という方向もあります。手を握る、肩に頭を預ける、背中に手を置く。こちらは体調に左右されにくく、自分のペースで止められます。

触れ合いが完全に途切れた状態から戻すときは、こちらのほうが始めやすいことがあります。

触れられたくない日があってもいい

触れられたいと思う日と、まったく触れられたくない日が、同じ週の中に両方あることもあります。どちらも同じ人の中で起きることで、矛盾ではありません。

断りたい気持ちのほうが強い日については妊娠中に触れられたくない気持ちがある方へにまとめています。どこまでなら大丈夫かを先に決めておきたい方は妊娠中のスキンシップの境界線を決めたい方へもあわせてご覧ください。

ご相談の際にお書きいただくこと

施術としてご相談される場合、フォームの「ご相談内容」に、触れてほしい場所と避けたい場所を分けてお書きください。「背中と足はよい、お腹と胸は避けたい」といった書き方で構いません。ご希望に沿えない場合もありますが、その場合はその旨をお返しします。

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相談だけでも構いません

妊娠週数や体調、不安に感じていること、希望しないことを、分かる範囲でお書きください。体調とお医者様の指示を最優先します。予約を決めていなくても、確認したいことだけ送っていただいて構いません。

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